オスカーの家ブログ

住宅・住まい・暮らし方、家にまつわることを、住宅のプロが執筆するブログ

福井県出身の有名人(作家編)

北陸地域の有名人紹介。今回は、福井県出身の作家を紹介します。子どものころ一度は目にした絵本の作家も登場します。

書籍

1.『からすのパンやさん』 かこさとし氏

だるまちゃんシリーズや、『からすのパンやさん』などで知られる、かこさとし氏は、1926年福井県武生市(現、越前市)に生まれました。

小学2年生で、東京都板橋区に転居。戦争のため、父親の実家のある三重県に疎開していた時期もありましたが、戦後東京大学工学部応用化学科を卒業。民間の化学会社に勤務します。

ここまでの経歴ですと絵本作家とほど遠い感じですが、会社勤務の傍ら神奈川県川崎市で、ボランティアとして子ども達に、自作の紙芝居などの読み聞かせをします。子ども達は、「欲張りで目が高く、的確で厳しい」優秀な先生だったそうです。ここが、絵本作家としての原点のようです。デビュー後も会社員生活を続け、20数年は作家と会社員の2足のわらじを履きました。

作品の特徴

かこ氏の作品には、食べ物を扱ったものが多いです。『からすのパンやさん』には、おいしそうなパンも出てきますが、焦げたり生焼けになったパンも出てきます。それさえも、絵本の中では不思議とおいしそうに見えます。戦前・戦後の食料難の時代を生き抜いた氏が、食べ物は生きていく上で大切なもの、好き嫌いをいうのは良くないと、伝えたいのではないでしょうか?

もうすぐ90歳を迎える、かこ氏。しかし、その創作意欲は衰えません。最近では前述の『からすのパンやさん』や『どろぼうがっこう』の続編を、約40年ぶりに出版しました。考えて調べているうちに40年経ったそうですが、どちらも前作の世界観を引継ぎ面白さは倍増。大人が読んでも、子どものときの気持ちで楽しめます。

2013年には、越前市に「かこさとし ふるさと絵本館 『石石』(らく:石を二つ並べた漢字)」がオープンしました。絵本だけでなく、昔のおもちゃで遊んだり、絵本に登場するキャラクターに変身できるコーナーもあるので、是非足を運んでみてください。

2.『窓ぎわのトットちゃん』挿絵 いわさきちひろ氏

画家・絵本作家として知られるいわさきちひろ氏は、福井県武生市出身。幼少のころから、絵を描くのが大好きだったそうです。電車の曇りガラスに描いた絵があまりに上手く、他の乗客にも描いてと頼まれ、その車両のガラスはいわさき氏の絵でいっぱいになったというエピソードがあります。

その後本格的に絵を学びますが、選んだのはデッサンと油絵。意外に思えます。併せて、藤原行成流の書を学んだことが、にじみやぼかしを生かした独特の水彩画を作り出していったのでしょう。

作品の特徴

いわさき氏のテーマは、「こども」。モデルなしで、10カ月と1歳の赤ちゃんを描き分けられたそうです。母親として息子の成長をスケッチに描き続けることで、数多くの作品が生まれたのです。

ベストセラーとなった『窓ぎわのトットちゃん』の挿絵を担当したことから、画家のイメージが強いですが、絵・文ともに担当した絵本も出版されています。この中に『戦火のなかの子どもたち』など、戦争をテーマにした作品がいくつかあります。柔らかいタッチと色彩の中を通じて、淡々と戦争の悲惨さが伝わってきます。戦中・戦後を経験した氏が、後世に残して置きたかったいう思いが伝わってきます。

没後40年以上経ちますが、全国各地で頻繁に特別展が開かれたり、挿絵に使用されたりと、その人気は衰えることはありません。

いわさきちひろ美術館のHPはこちら

3.『サラダ記念日』俵万智氏

1987年のベストセラー『サラダ記念日』。短歌の歌集が、280万部のベストセラーとなり、社会現象となりました。カタカナや話言葉を多用し、短歌イコール昔の物といった固定観念を崩し、多くの人々の共感を呼びました。

作者の俵万智氏は、大阪府門真市出身ですが、中学2年生で、福井県武生市に転居。武生市立武生第一中学校から福井県立藤島高等学校を経て、早稲田大学第一文学部日本文学科を卒業。大学在学中より、短歌を作り始めます。ちなみに、高等学校の最寄駅が「田原町(たわらまち)」だったので、誰からも名前を覚えられたらしいです。

大学卒業後は、神奈川県の県立高等学校に国語教師として勤務しながら、創作を続けます。『サラダ記念日』は、この頃発表されました。

作品の特徴

作家専業となってからも多くの作品を発表。歌集だけでなく、エッセイや翻訳にも力を入れています。近年は、息子とのやりとりをコミカルに描いたツイッターも話題です。母親譲りの鋭い感性に舌を巻くと共に、子どもらしい無邪気な発言に思わず笑ってしまいます。

公式HPはこちら

今回紹介した3名は皆さん、福井県武生市出身。現在は市町村合併で越前市になりましたが、文学的土壌を育てる何かがあるのかもしれませんね。

カテゴリ: 地域情報

タグ:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

OSCAR J.J 住まいのトータルパートナー

建てる、買う、売る、直す。聞く、話す、知る。オスカーは全てカバーします。

  • 家を建てるなら OSCAR HOME
  • 困ったらすぐ電話しよう 住まいるオスカー
  • 不動産住宅を買うなら オスカー不動産
  • ショッピングモール GREEN STAGE
  • OSCAR J.J