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【富山で一度は訪れたいお店】池田屋安兵衛商店

暦の上で2月は春の訪れを告げますが、温かい日はまだまだ遠いですね。風邪や体調の変化など特に気を付けたい季節です。

富山は全国のご家庭に薬を置いて回った売薬さんが有名で 「薬の富山」 とか 「薬都」 と言われ、薬産業が盛んな歴史があります。体調が優れないけどお医者様へ行くほどではない…そんな時に家庭にある常備薬はとても心強い味方ですね。

今回は富山の代表的な薬屋さんの池田屋安衛商店をご紹介します。

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池田屋安兵衛商店

池田屋安兵衛商店は自家製の和漢薬、薬膳材料の販売漢方薬を扱っており、広い店内には薬草や健康茶などが並んでいます。

帳場風につくられたレジには常駐の薬剤師さんがいて希望されたお客様にはお薬の相談にのってくれます。症状や体調をじっくり聞いて身体にあったお薬を教えてくれるのはとても嬉しいサービスです。座ってお話をお聞きする接客方法は「座売り」という名前が付いています。

広い店内の真ん中には昔ながらの丸薬(がんやく)を製造する木製の道具が置いてあります。すべて手動式で丸薬をつくるため、日本で丸薬をつくる「丸薬師」はここ池田屋安兵衛商店におられる2人だけだそうです。この丸薬をつくる体験が出来るのもこちらのお店の魅力なんですよ。

力の加減で薬の丸い形をつくるのがとても難しいのですが、稀に綺麗な丸い丸薬をつくる観光客の方がおられます。機会があればどうぞ富山の薬つくりの体験に挑戦してみて下さい。

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健康的な食事も提供「薬都」

またお店の2階には「薬都」というお食事処があり、薬膳の考えに基づいた健康膳を食べる事ができます。広く落ち着いた木造の空間で頂くお食事は、心身ともに贅沢を味わう健康膳です。

一つだけデザートをご紹介しますが、この日はシナモンとタンポポを煎じたほろ苦いシフォンケーキでした。寒い季節を考えて身体を温める効果をねらって作られたそうです。ほろ苦のシフォンケーキって珍しいですね。

このように季節にあった健康膳は予約が必要ですが手軽なランチもあります。薬種の香りがするお店で食べるランチも富山ならではの楽しみ方です。

池田屋安兵衛商店が考える健康膳とは

  • 漢方に習う陰陽論 → 食が身体にもたらすプラスとマイナスのバランス
  • 薬性 → 寒、熱、温、涼、平
  • 薬味 → 辛、甘、苦、酸、鹹(からい)、淡、渋
  • 食物の力と生薬の効果
  • 季節と旬、地産地消、郷土食
  • 安心安全

薬に取り組む富山の歴史

富山は「薬都」と言われていますが、イメージしにくい言葉ですね。そこで富山県立立山博物館館長をしておられた米原先生の考え方をご紹介します。

「都」ですが3都(江戸、京、大阪)というように「都」は政治や文化、経済の中を指しています。これを富山に当てはめて考えてみます。10万石の城下町富山の人口は当時3万人前後でした。

売薬が多かった幕末の嘉永期(1850年代)、売薬の懸場帳を持つ「帳主」が1500名いました。帳主につながって商売をしていた「小方」が2000名。製剤、販売、今でいうデザイナー、印刷に関わる人たちを加えると7~8割の人たちが何らかの形で売薬に関係した仕事に就いていることになります。一つの産業にこれだけの人々が従事していた例は他にはありません。薬とその関連産業で支えられていた富山はまさに「薬都」と言えるでしょう。

そんな富山の薬の歴史を感じさせてくれるのが池田屋安兵衛商店です。富山の薬を五感で感じてみるのはいかがでしょうか。

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池田屋安兵衛商店へのアクセス

住所 〒930-0046 富山県富山市堤町通り1-3-5
電話番号 076-425-1871
営業時間 9:00~18:00(薬都は11:30~14:00)
定休日 水曜日、年末年始
アクセス JR富山駅から路面電車「南富山駅行」で「西町」下車 徒歩2分
JR富山駅から車で5分
北陸自動車道富山ICから車で15分

カテゴリ: 地域情報

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